米大手金融機関の追加損失計上懸念、中東情勢悪化を懸念する地政学的リスクの高まり、米大手自動車3社の格付け格下げ観測。これらを背景に、NYダウ、220ドル安で引け。
NYダウの大幅安につれて、ドル売り地合いで引け。EUR/USD・1.5652 高値、USD/JPY・107.12 安値。
【1】NYダウ:前日比−220.40ドル、11842.69ドルで引け。
シカゴ日経平均先物:13765円で引け。
MBIA、AMBACの格下げが、CDOの格下げをもたらすとの懸念。
米メリルリンチ、モーゲージがらみの追加損失、あるいはオルトA関連の損失発表の MKT RUMOR が流れて、株価が急落。米メリルリンチ、CREDIT DEFAULT SWAPが25BPS拡大。
GM、FORD、クライスラーの米大手自動車3社を格下げ方向で見直す。
米大手自動車3社のCASH FLOWを懸念している。
=米大手格付け会社S&P
75億ドルの支払いと担保の差し入れを求められる可能性が高い。
=米大手金融保証会社、MBIA
米大手金融機関の追加損失計上のMKT RUMOR、及びS&Pが米大 手自動車3社のCASH FLOWへの懸念から格下げ方向で見直すとアナウン スしたことを受けて、信用リスクへの懸念拡大の連想、NYダウは急落、220ドルの大幅安で引けている。
上記の追加損失計上のMKT RUMOR、あるいはオルトA関連の損失を発表するとの MKT RUMORは、投資家筋によってシリアスに受けとめられたもよう。 さらに、S&Pが米大手自動車3社を格付け方向で見直すと表明したことを受けて、信用不安、信用リスクへの懸念拡大と見なされた。
米MBIA 前日比−13.33%で引け。
米フレディマック 前日比−7.74%で引け。
米FORD 前日比−8.07%で引け。
米GM 前日比−6.76%で引け。
格下げ方向での見直しを 受けて、信用リスク懸念の連想から株価急落で引け。
【2】NY原油先物相場:前日比+2.69ドル、134.62ドルで引け。
「イスラエル軍が、イランの核施設攻撃を想定した大規模な軍事演習を今月行な った」との米NYタイムズの報道を受けて、中東地域の地政学的リスクへの懸念との連想。
【3】NY金先物相場:前日比−0.50ドル、903.70ドルで、引け。
The close was which is pretty much unchanged from yesterday but near the highs of the week's 866.50-908 range. Supports stay 895, 888 and 875. Resistances remain 910, 920 and 945.
【4】米10年債利回り:前日比−0.04%、4.17%で引け。
米大手金融機関の追加損失への懸念、信用リスクの高まりを受けて、NYダウが大幅安、急落で引け。
これを受けて、質への逃避で米国債が買われ、米長期金利は低下。
【5】米2年債利回り:前日比−0.04%、2.90%で引け。
【6】EUR/USD:NY市場の高値1.5652、引け1.5608。
「米メリルリンチが、オルトA関連の損失をアナウンスする」とのMKT RUMORが流れた。
「イスラエル軍が、イランの核施設攻撃を想定した大規模な軍事演習を今月行なった」 との米NYタイムズ紙の報道を受けて、NY原油先物相場が急反発、これにつれて、ユーロ買い /ドル売りが加速した。
GM、FORD、クライスラーの米大手自動車3社を格下げ方向で見直す。
米大手自動車3社のCASH FLOWを懸念している。
=米大手格付け会社S&P
米大手金融機関の追加損失計上の観測、中東情勢の悪化を受けた地政学的リスクの高まり、米大手自動車3社の格付け格下げ観測を背景とした信用 リスクへの懸念の高まり、これらを背景にNYダウが大幅安。そして、ドルは ドル安地合いが強まり、EUR/USD・1.5652高値をつけた。NYの引けベースでも1.56台を維持して引けている。
【7】USD/JPY:上で述べたような信用リスクの高まり、米大手金融機関の追加損失計上観測を背景に、NYダウが大幅安。これにつれて107.12 安値、NYの引け107.33。
(1)しかしながら、107.20、10、00は10ポイントごとに、VERY GOOD BIDS。107.20以下は、BID観測で下げ渋り107.12安値。引け近くに利益確定の買い戻しが入り、NYは107.33で引けている。
(2)107.37−−107.69−−107.22−−107.49−−107.12(安値)−−107.35(NY CLOSE 107.33)
戻り高値も、107.69、107.49、107.35と切り下がって引けている。
この日の米大手金融機関の追加損失計上観測、米大手自動車3社の格付け格下げ観測を受けて、米利上げ観測が後退の連想をもたらしたため、ドルの戻り上値も、107.50、107.70、108.00、と戻り待ち売りが並ぶ可能性があり、上値が重くなる可能性が見込まれる。
この日のNYダウの下げの背景には、明らかに、投資銀行のCDO関連のEXPOSUREに対しての懸念が拡大していることが挙げられる。このため、ドルが反転するためにはEXPOSUREへの懸念が後退するか、あるいは米FRBが景気減速においても利上げを行なう必要があるとの確たる材料が必要であると読み取れた。
シカゴ日経平均・13765円で引け。
週明けの日経平均は、明らかに売りが先行して始まると思われる。
寄り付きから売りが一巡した後、下げ渋るのかどうか、あるいは一段安となるのかどうか注目されよう。
この日のドル安は、米利上げが市場が期待していたよりも遅れるだろう、との見方が強まっていることを背景としている。この見方が続けば、短期的にはポジション調整のドル売りが持ち込まれやすい。
(ドルが反発するには、米経済減速継続観測を後退させるような強い米経済指標が必要だ。)
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