アジア時間は東京市場が休場ということもあり、各主要通貨は小動きで推移した。
一方でアジア株式市場が堅調に推移(中国上海+3.0%、香港+3.0%、台湾+4.0%、韓国+3.5%、インド+1.5%等)、MSCIアジア太平洋指数も+3.1%と約4ヶ月ぶりの上昇幅。米大手金融機関決算も一巡し、リスク回避の動きが一旦終息したかのような動き。地合いとしてはドル売り、円売りであった。オイルは130$まで回復。
<アジア時間のレンジ>
USDJPY: 106.72-106.99
EURUSD: 1.5828-1.5874
EURJPY: 169.20-169.57
USDCHF: 1.0207-1.0235
GBPUSD: 1.9910-1.9985
ロンドン勢が参入後、ドル売り、円買い、CHF買いに反応。EURUSDは1.59を突破し1.5909高値、USDJPY106.37安値、USDCHF1.0184安値、USDCAD1.0037安値。
材料としては聞こえてきたのは、今週発表される住宅関連指標と耐久財受注の悪い数字がFRBの利上げを遅らせるであろうとのハナシや、ポールソンが20日CBSニュースのインタビューで、米経済は“Challenging Time”、向こう数ヶ月はオイルの高騰により低成長にとどまるであろう、と述べたことなど。また、ポールソンはCNNの番組収録で“米国の銀行システムは安全で健全”、“金融システムの安定が経済政策の最重要課題”とも述べていた模様。
また、GBPは終始軟調に推移、材料としては、英不動産会社RightmovePlcが7月の英住宅価格が前月比2%下落したとのレポートを出したことや、BOEブランチフラワー委員がGuardian Newspaperとのインタビューで、“Economy is entering a recession that may last more than a year and the central bank must lower interest rates to support it”と述べたことが売り材料となっていた様子。フローでは、モデル系ヘッジファンドからEURGBPの継続的な買いを観測、0.7974高値(アジア時間のレンジ:0.7928-0.7955)まで上昇する局面が見られた。
その後は、株式市場Open前に発表されるBOAの決算を待つ状況の中で、ジリジリと円が売られる展開となり、USDJPY(106.74戻り高値)、クロス円が上昇した(EURJPY169.54東京時間20時に発表になったBOA決算は、1株利益0.72ドルと予想0.53ドルを大きく上回る数字となり、ドル買い、円売りに反応した。USJDPYは107.16高値、EURUSD1.5856安値、USDCHF1.0236高値、EURJPYは最高値を更新し169.91 円を示現。
その後はEURが売られる展開。EURUSD1.5849安値、EURGBP0.7941安値、EURCHF1.6210安値、EURJPY169.51安値。IMMネームが主な売り手として観測された。 東京時間21時頃、オイル9月物が一時132ドルを突破(8月物は131.50近辺)。ちょうど明日で8月物がExpireすることから、9月物の売買高が膨らんでいるように思われた(ただ、その後数時間は売りが優勢な展開となり、9月物は一時129ドル台半ばまで下落)。
東京時間22時前、突如ドルが買われる展開。と言っても、勢いは無く、USDJPY107.13高値、EURUSD1.5842安値、USDCHF1.0234高値、GBPUSD1.9935安値。EURUSDはそのままジリジリと売られる展開となり1.5832安値。EURJPYも169.50にあったストップオーダーを執行し、169.44まで下落。
東京時間23時に発表になった米景気先行指数は市場予想通り▲0.1%。ただ、前月が+0.1%から▲0.2%へ下方修正されたこともあり、ドル売りに反応し、そのままドル売り地合いに。EURUSD1.5873高値、USDJPY106.77安値、USDCHF1.0209安値、GBPUSD1.9974高値。オープンから堅調に推移していた米株式市場もこの指標を受け失速、上値が重たくなったように見える。
<ロンドン時間のレンジ>
USDJPY:106.37-107.16
EURUSD:1.5832-1.5909
EURJPY:169.10-169.91
USDCHF:1.0184-1.0242
GBPUSD:1.9908-1.9977
<経済指標、決算等>
●BOA決算:純利益34億ドル。1株利益0.72(予想:0.536) カントリーワイドの買収手続きは7月1日に完了したことから、その損失23億ドルはQ2には反映していない(カントリーワイドは22日に決算発表)。貸し倒れ引当金として22億ドルを積み増し。自己資本は8.25%と前期の7.51%から上昇。株価は30ドル台を回復(+10%。東京0時30分現在)。
●米景気先行指数(6月):▲0.1%(前月:+0.1%、市場予想:▲0.1%、UBS予想:▲0.3%)。前月を+0.1%から▲0.2%へ下方修正(2ヶ月連続のマイナス)。(6月:101.7、5月:101.8、4月:102.0、3月:101.9、2月:101.9、1月:102.1)
●Apple決算:個人消費の動向を検証する上で注目。
●Texas Instruments決算:資本財の動向を検証する上で注目。
<その他>
●スイス最大の製薬会社ロッシュホールディングスが米ジェネンティックを完全子会社化するため、同社株の未保有分を437億ドルで取得することを提案。
●中国の政府系ファンド(中国投資有限責任公司)がHSBCへの出資の可能性を示唆。
●中国人民元が1ヶ月半ぶりの大幅下落。6.8300近辺(先週末6.8169)。中国当局が輸出企業支援に向け、元の上昇ペースを減速させるとの懸念。
●英HBOSの40億ポンドの増資計画で、既存株主が新株の92%の取得を見送り。
●FRB、翌日物レポで87.5億ドル供給(応札額420億ドル)。米国債55.8億ドル、政府機関債15.85億ドル、MBS15.85億ドル。
●Fannie Mae、短期債発行発表(23日)。3ヶ月債-20億ドル、6ヶ月債-10 億ドル。
<今週の経済指標、米決算発表等>
22日:ポールソン講演、Richmond Index、House Price Index、加Retail Sales、
:(決算)ワコビア、ワシントンミューチュアル、カントリーワイド、ヤフー
23日:英MPC議事録(7/9-10)米Mortgage Applications、ベージュブック、加CPI
:(決算)ジュリアスベア、クレディスイス、GM、ボーイング、AT&T
24日:IFO、EU製造業PMI、サービス業PMI、英Retail Sales、米週間失業保険申請件数、米中古住宅販売件数
:(決算)ナショナルシティー、フォード
25日:米新築住宅販売件数、米耐久財受注、ミシガン大指数(確)
:(決算)MBIA
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